モータの色々

玩具や模型などでも良く使われるので一般的に馴染み深いモータです。DCとは直流電源で動くことを表しています。また、ここで言うブラシとは電流をローターに送るための部品を指します。
DCモータは回転特性が安定するという強みがある反面、耐久性の面でやや劣るところがあります。と言いますのも、ブラシが物理的に摩耗してしまうからです。ブラシが摩耗すると最終的にはローターにしっかり電流を流せなくなってしまいます。

DCブラシレスモータはその名の示す通り、ブラシを持たないDCモータです。ブラシが無いということはブラシの摩耗という課題もありません。そのため、DCブラシレスモータはDCブラシ付きモータよりも耐久性の面で有利です。しかし、ドライバと呼ばれる電子回路による制御が必要になるためコスト面で不利なところがあります。

モータの動きというと360度回転する動きをイメージしがちですが、ステッピングモータはそうではなく、より小さい角度の動きに強みを持っています。パルス信号に同期することで細かい角度や回転速度の制御を実現するのがステッピングモータです。細かい位置制御が必要な分野では強さを発揮しますが、効率性の面では弱みがあります。

ACモータは交流電源で動くモータです。構成がシンプルであるため、低コストでの製造が可能です。また、耐久性の面で優れていますが効率性について課題があります。