事例④ シーリングファン
事例概要
概要
インドは熱帯の国であるため、ファンは生活に欠かせません。ファンには、シーリングファンをはじめ、扇風機、換気扇、および産業用ファンなどがあります。その中でもシーリングファンはインド国内で最も家庭で使用されるファンです。シーリングファンの多くは外部ロータータイプのインダクションモータによって動いています。インダクションモータは非常にシンプルな構造をしており、安価です。その一方で、効率の面で欠点があります。
インドでは、エネルギー効率局(Bureau of Energy Efficiency)が、高効率設備プログラム(Super-Efficient Equipment Program)と呼ばれるプログラムの下で、市場の変革を加速させるための省エネ機器としてシーリングファンを選定しました。規制当局は、インダクションモータに代わる省電力技術の導入を促進するために、基準(エネルギースター規制)を改訂しています。
Igarashi Motors India limited(IMIL)は、リモートセンシングのための外部からの変更を必要しない、インダクションモータに代わるRF技術を備えた新しいブラシレス(BLDC)モータを開発しました。 ドライバはBLDCテクノロジーの鍵であり、IMILにはプリント基板を開発および製造する社内機能があります。エレクトロニクスのマーケットリーダーと協力してこのテクノロジーをシーリングファンに導入し、市場の規制基準に準拠した高いエネルギー効率を実現しています。
課題
- 法規制に準拠した風力を実現するために最適な消費電力
- シーリングファンの羽根を制御するためのモータとドライバのインターフェイス仕様確立
施策
- シミュレーションソフトウェアを活用し、最適な効率性を実現するための材料を選定
- 回路設計、ファームウェア開発に知見のあるパートナーとの連携
完成品
※写真はイメージです。