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五十嵐電機製作所コラム

モータの基本

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モーター構造

モータとは何か

五十嵐電機製作所は小型モータの開発、製造、販売を行っていますが、そもそもモータとはどういうものなのでしょうか。簡単に言ってしまえば、モータは「電気を流すと軸が回るもの」です。もう少し専門的な表現をすれば、「電気エネルギーを機械エネルギーに変換する装置」です。
電気の力でものが動くのは全てモータの力によるものであり、現代社会はモータ無しでは成立しないと言っても過言ではありません。
「電気を流すと軸が回る」と簡単に言いましたが、その原理はどうなっているのでしょうか。

モータの原理

モータの原理は「フレミングの左手の法則」に基づいています。詳しい説明は省略しますが、磁場に電流を流すことで動力が生み出されます。この「磁場」と「電流」と「動力」がモータの構造に関わってきます。

モータの基本的な構造

ここでは、五十嵐電機製作所で取扱いの最も多い直流(DC)ブラシ付きモータを例にモータの構造についてご紹介いたします。(以下、この項では特に記載のない場合モータとはDCブラシ付きモータのことを言います)
モータは大きくケース、ローター、エンドキャップの三つの部分から構成されています。

A)ケース

ケースにはマグネットが内蔵されており、これが磁場を発生させます。

B)エンドキャップ

エンドキャップは磁場に電流を流す役割を持っています。モータはエンドキャップから電源に接続されます。

C)ローター

ローターは動力を取り出し、相手部品に伝える役割を持っています。ローターの回転を直接部品に伝えるものもありますが、多くはギアなどの部品を使って力の大きさやスピードを制御し、最終的な動力に変換されます。

モータが使われているところ

モータが実際にどのような場所で使われているのかはこちらをご覧ください。

モータと発電機の関係

先に説明しましたように、モータは「電気を流すと軸が回るもの」です。逆に「軸を回すと電気が発生するもの」と言えば、発電機です。モータと発電機、電気を使うものと作るものと立場は真逆と言える存在ですが、同じ原理に基づき世界を動かすという意味ではどちらも欠くべからざる存在なのです。

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